top of page

密度ある仕立ては、内面的な納得として残る。
素材の積層 ―触れた瞬間にわかる“密度”―
革素材を重層的に組み上げ、内部に“芯”を与えることで
単一の一枚革で仕立てたものでは到達し得ない
ソリッドな質感と存在感が生まれます。
繊細でありながら、しなやかに強い。
型崩れしにくく、使い込むほどに安定する構造です。

手縫い ―細さと強さを両立するために―
手縫いは、単なる製法ではありません。
革の張りや厚みを見極め、一針ごとに力を調整できるため
視覚的な繊細さを損なわず、構造としての強度を
持たせることができます。
機械縫製は均一な美しさを生みますが、
素材ごとの個体差までは吸収できません。
ohno lavoro in cuoioは、革ごとの性質を読み取りながら
縫いのテンションを微細に調整し
“細く見えて、実は強い”
という仕立てを実現しています。
その差は、使い続けるほどに静かに現れます。

端部の処理 ―輪郭まで、構造として整える―
端部の仕上げは、単なる外観ではありません。
革の断面を整えることは
形状を安定させるための構造の一部だと考えています。
ohno lavoro in cuoioが
細いラインで構成されていながらも
全体の印象が長く崩れないのは、この設計によるものです。
視覚的には静かで主張しない。
しかし、触れたときに確かな差が現れる。
その手仕事が、ohnoの線を成立させています。

曲線 ―美しさと強さの交点―
一見端正なデザインは、装飾ではなく“帰結”です。
イタリアの革文化に着想を得ながら、
雰囲気としての美しさと、道具としての強度を
両立させるために考え続けてきました。
そのひとつの答えが「曲線」です。
曲線は単なる柔らかさではなく、
力を分散し、手に自然に馴染むための設計。
美意識と機能が、同じ線の中に共存しています。

bottom of page